台湾での日本語教師

大人数のグループ授業

最後に、20〜30人程度の大人数の授業について、お話ししたいと思います。

 

個人的には、一番エネルギーが必要なのはやはり大人数の授業だと思っています。
60分なり90分なり、任された時間のあいだずっと、30人の生徒の注意をそらさない授業を提供するのは、大変な労力です。

 

大事なのは「テンポのよさを維持すること」、「『全体』と授業をすること」かもしれません。
「テンポのよさ」というのは、言いかえれば「ダレない授業」ということです。

 

教科書に沿って授業をする場合を例にあげると、まず一段落を全員で同時に音読させます。
初級か中級のクラスならまだすらすらと読むのは難しいでしょうから、教師が一文ずつ読み、そのあと復唱させたほうがいいでしょう。

 

読み終わったらすぐに黒板に出てきたひとつめの文型、または単語を書きだします。
その段落の文型練習、単語練習が済んだら次の段落...というふうに繰り返していきます。(文型練習、単語練習については別のコラムで書いています)

 

「全体と授業をする」というのは、生徒全員に向かって語りかけるような授業をこころがけたほうがいいということです。

 

よくしゃべる熱心な生徒が何人かいると、どうしても彼らを中心に授業をしてしまいがちです。すると、とたんに「小さい授業」になってしまいほかの生徒は疎外感を感じます。

 

発言をほとんどしなくても、とても熱心に授業を受けている生徒もいます。
とても難しいことですが、生徒全員を受け入れるような姿勢を崩さないで授業をしたいものです。

 

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