教え上手になるために@
日本語を教えるうえで、「こうすると教え方が上達したような気がする!」と感じたことを挙げたいと思います。
一番参考になるのは、なんといってもほかの先生の授業を見学させてもらったり、アシスタントとして参加させてもらうことです。
人気がある先生には、必ず人気が出る秘密があります。
絶えず冗談を言い、生徒を笑わせながら楽しく授業をするのが上手な先生もいれば、
テンポよくてきぱきと文型練習をさせたり説明をはさむのが得意で、あっというまに授業時間の90分が過ぎてしまう先生もいます。
黒板の使い方がとてもうまく、分かりやすい授業をする先生もいれば、
「授業中はできるだけノートをとらず、聞くことと話すことに集中してください」と宣言し、
生徒から巧みに会話を引き出して授業をもりあげる先生もいます。
その先生を見ていて「いいな」と感じたやり方を、少しでも自分の授業に取り込めないか考えてみるとよいのではないでしょうか。
また、人気のある先生たちに共通していたのは、先生たち自身も外国語を勉強して学んだ経験が豊富だったということです。
習ったことがない言語の初級コースの授業を受けてみるのも、教え方が上達する近道かもしれませんね。
今は無料の外国語学習教材もたくさんありますから、参照してみてはいかがでしょうか。